【プレミアリーグ】ウォルヴァーハンプトン2-3ブライトン(日本時間11月6日/モリニュー・スタジアム)
ブライトンの三笘薫がチームの2連勝に大きく貢献した。先制点の起点となるパスに始まり、プレミアリーグ初ゴールとなった同点のヘディング弾、さらに試合終了間際には、パスを受けるとペナルティエリアに深く切り込むドリブルで相手DFを切り裂いてマイナスパスで決勝点を演出。圧倒的なパフォーマンスに「これはもう神だろう」「三笘えぐすぎん?」など視聴者から驚きと称賛の声が上がった。
この日の三笘はまさにアンタッチャブルな存在だった。10分にブライトンの先制点を演出し、1-2のビハインドを負った44分には、元イングランド代表MFララーナのクロスボールに頭で合わせてプレミアリーグ初ゴールを記録。前半アディショナルタイムにはポルトガル代表DFセメードの退場を誘発するなど、前半から得意のドリブルで相手の脅威となり続けた。
2-2で迎えた後半は、数的優位を生かしてブライトンが攻め込む時間が長くなった。しかし、ウォルヴァーハンプトンも堅い守備で簡単にはゴールを割らせなかった。そんな中、試合を動かしたのはこの試合の”主人公”三笘だった。
83分、ペナルティエリア内の左で味方からのパスを受けた三笘は、スライディングで止めにきたアイルランド代表DFコリンズをドリブルでかわして深い位置まで侵入。中央のベルギー代表FWトロサールに折り返しのボールを通し、最後は右SBのポジションから前線に上がってきたドイツ人MFグロスが鮮やかなゴールを決めてブライトンが勝ち越しに成功した。
ABEMA解説の福田正博氏も「三笘薫の切り込んでからのクロスで勝負有りという感じでした。かなり深いところまでドリブルで侵入していきましたから。もう一回、そこで持ち直す。しっかりと余裕を持って中を見て折り返し。右のアウトサイド、左足。見事な2タッチ。あの触り方でスピードに変化をつけられるとディフェンスは対応できない。エリアの中ですからね」と三笘のプレーに脱帽の様子だ。この相手守備陣を切り裂いたドリブルに視聴者からは「三笘は本当に、違いを作るなぁ」「三笘の一歩目の速さすごいよな、実質ハットトリック」と称賛の声が相次いだ。
かつてJリーグを席巻した三笘のドリブルは国境を超えて、世界最高峰のプレミアリーグという舞台でも鋭い切れ味をみせている。”三笘薫”が日本だけでなく、プレミアリーグを代表するドリブラーと呼ばれる日は近いかもしれない。(ABEMA/プレミアリーグ)