【プレミアリーグ】ウォルヴァーハンプトン0-2アーセナル(日本時間11月13日/モリニュー・スタジアム)
視聴者たちは「フットボール」の試合を見ていたはずだが、その瞬間だけはなぜか「ラグビー」の試合を観戦しているような気分になったはずだ。ウォルヴァーハンプトンの筋肉王、屈強なフィジカルを持つスペイン代表FW A.トラオレが見せた見事な”トライ”に日本のファンが思わずツッコミを入れる一幕があった。
ブルーノ・ラージ前監督の下では序列が低く、出場機会がかなり限定的だったA.トラオレだが、同監督が解任されて以降は再び出場機会を増やしており、首位アーセナル戦ではツートップの一角で先発出場。カウンターの局面で何度もドリブルを仕掛けて相手の脅威となり続けた。
ウォルヴァーハンプトンは48分、A.トラオレが自陣からスピードを活かしてボールを持ち運ぶと、相手守備陣を引き付けつつ逆サイドにボールを展開。左サイドでボールを受け取ったポルトガル代表FWゲデスの巧みなクロスはイングランド代表GKラムズデールにキャッチされてしまい、ボールを懸命に追っていたA.トラオレはゴールラインの方へ5メートルほど転がっていった。
プレミア屈指のスピードを誇り、サッカー選手離れした体格のトラオレが見せた迫力ある転倒に、ABEMAの視聴者も大盛り上がり。まるでラグビーのトライのようだという声が聞かれ、「ラガーマンつええええ」「ゴールは取らんがトライは取る」とコメント欄がわいた。
「アダマのランニングもうサッカーじゃねーんだよw」「トラオレやばい。軽トラで草」と爆笑を誘ったA.トラオレだが、このプレーでも一切痛んだ様子を見せることなく、試合終了までプレー。転倒してもひたむきにプレーし続ける姿もまた、ラガーマンさながらであった。
(ABEMA/プレミアリーグ)