アルゼンチンのワールドカップ優勝に大きく貢献したマック・アリスター

FIFAワールドカップ・カタール大会を制したアルゼンチン代表。大会を通じて7ゴールを記録したエースFWリオネル・メッシに注目が集まる中、MFアレクシス・マック・アリスターの活躍も随所で光っていた。プレミアリーグ首位を走るアーセナルは彼の獲得に興味を持っているようだ。
 
現在ブライトンでプレイしている23歳のマック・アリスター。ワールドカップではグループステージ初戦のサウジアラビア戦こそ出番がなかったものの、以降の6試合では全て先発出場。攻守においてチームに大きく貢献し、グループステージ3戦目のポーランド戦では、DFナウエル・モリーナの右からのクロスにワンタッチで合わせて先制点をゲット。決勝のフランス戦では見事な抜け出しからFWアンヘル・ディ・マリアのゴールをアシストした。
 
英『The Mirror』によれば、ワールドカップ前からトッテナムがマック・アリスターの獲得に関心を抱いていたようだが、アーセナルもこれに加わる可能性がある模様。アーセナルの中盤は主にMFトーマス・パルティとMFグラニト・ジャカの2人が支えている状況で、比較的補強の重要度が高いポジションとなっている。その上、彼は2列目も含めた幅広いポジションに対応できる。
 
また、同メディアによれば、クラブOBのエマニュエル・プティ氏も9月の段階でアーセナルに彼の獲得を薦めていたようで、今夏にユヴェントスからリヴァプールへローン移籍したMFアルトゥール・メロを引き合いに出したこのようなコメントを残していた。
 
「アーセナルにとって、(リヴァプールへローン移籍した)アルトゥール・メロと契約しなかったことは大きな失敗ではない。しかし、彼らが中盤とストライカーをリンクさせられる選手を求めていたことは知っている。もし私がエドゥ(アーセナルのスポーツディレクター)なら、ブライトンのアレクシス・マック・アリスターにオファーを出すだろうね。私は彼が本当に好きだ」
 
現状、マック・アリスターとブライトンの契約は2025年までとなっており、ブライトンが彼を放出する気はないと同メディアは報じている。独『transfermarkt』は、ワールドカップ開催前の時点での彼の市場価値を3200万ユーロ(約45億円)としているが、ブライトンの気持ちを動かすにはより高額なオファーが必要となるかも知れない。