日本代表FW浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)が、17日に行われた国際親善試合のカナダ代表戦を振り返った。
浅野は今年9月に右ひざ内側じん帯を断裂するケガを負い、約2カ月間戦線から離脱。FIFAワールドカップカタール2022直前にクラブでのトレーニング合流を果たしたが、公式戦出場がないまま日本代表に合流した。
カナダ戦では先発し、前半の45分間のみプレー。「個人的に、今日のゲームに関してはまだまだ上げていかないといけないなという感じでした。プレー自体も全然良くなかった」と反省の弁を口にしつつ、「今日で自分がどういう感じなのかはチェックできた。残り時間長くないですけど、もっと上げていける最終確認はできた」と、状態については問題ないことをアピールした。
ケガ明け後初の実戦となったが、「不安なポイントは特に自分自身なかった」と浅野。「これまで準備してきたことをこのピッチで100パーセント表現するだけ。実戦がなかったので、どういう感覚かはやってみないとわからなかった。僕自身、今日の試合は調整の試合だとは思っていなかったですし、チャンスをもらったからには全力でチームの勝利のためにやるだけかなとは思っていました。個人的にはいいゲームではなかったですけど、次の試合に向けていい準備はできるかなと思います」と振り返った。
カタールW杯は20日に開幕し、日本代表は23日にドイツ代表と対戦する。浅野はグループステージ初戦に向けて、「自分がやれることを全力でやるだけかなと思っています。自分のコンディションもっと上げていけると思いますし、W杯に向けて状態を100パーセントにできるかなと思います」と意気込みを示した。