日本代表のMF鎌田大地(フランクフルト)が、カナダ代表との試合を振り返った。

17日、日本はカタール・ワールドカップ(W杯)前の最後の親善試合を実施。同じくW杯に出場するカナダと対戦した。

数多くの負傷者、そしてコンディション不良者がいる日本。カタールからUAEへ帯同していない選手もいる厳しい状況だった。

そんな中、前半には柴崎岳の浮き球のパスを相馬勇紀がダイレクトで合わせて先制。良いテンポで試合を進めていた。

しかし、不用意なファウルでのFKやCKを多く与えてしまうと、マークがズレてしまいCKから失点。後半選手を入れ替えた中で、ペースが上がらず停滞した展開に。鎌田がボランチに入ると流れが変わり、最後は3バックも試した中、山根視来がビッグチャンスを作るもポストに嫌われる展開に。すると最終盤にその山根がボックス内で痛恨のファウル。PKを与えてしまうと、GK権田修一がタイミングを外されながらも手を伸ばして触るが、そのまま決まり、1-2でまさかの逆転負けを喫した。

途中出場で日本代表ではあまりやらないボランチでプレーした鎌田は「特に所属チームとやっていることと違いはないですし、問題なくできたと思います」とコメント。フランクフルトと同じようなパフォーマンスが出せたとした。

その言葉通り、守備での強度も上がり、奪ってからはドリブルやパスで攻撃に切り替えて流れを生み出していた鎌田。この試合でのポイントを語った。

「押し込まれる時間が多かったので、ブロックを敷きながらカウンターのチャンスでしっかり自分たちを出し切るところが必要だと思いました」

「何回かカウンターのチャンスもあったたし、今日は相手にボールを持たれる時間が長かったですけど、自分が入って、上手くできた部分はあると思います」

そんな中、初戦のドイツ代表円までは時間がない。鎌田は「ドイツ戦はしっかり勝ち点1以上が間違いなく必要になってくる。初戦としても大事でポイントを取れるようになりたい」と、勝ち点を奪うことを目標にやっていくとした。