明治安田生命J1リーグ・名古屋グランパス所属の日本代表MF相馬勇紀(25)は17日、強化試合・カナダ戦で先制ゴールをマーク。FIFAワールドカップ・カタール大会のドイツ戦スタメン入りへアピールに成功している。そんな相馬勇紀は海外移籍の可能性が取りざたされているが、ポーランド方面からも注目されているようだ。

 同選手はカタールW杯アジア最終予選全試合で招集外だったものの、7月のE-1選手権(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会や9月27日のキリンチャレンジカップ2022・エクアドル戦でアピールに成功。カタールW杯日本代表メンバー入りを果たしている。

 またカナダ戦では本職とは異なる右サイドでスタメンに抜てきされたにも関わらず、前半8分にMF柴崎岳(30)からの縦パスに反応。ディフェンスラインの背後に抜け出すと、ゴールキーパーとの1対1の局面で冷静に流し込んで先制ゴールを奪っている。

 そんな相馬勇紀の去就については、ドイツやオランダ国内のクラブによる獲得調査が進んでいるとカナダ戦前に一部メディアが報道。するとポーランドメディア『スーパーエクスプレス』も「相馬勇紀は日本代表のシルエット」と見出しをうち、同選手の特集記事を掲載。

 ポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォク(29)と名古屋グランパスでチームメイトだったことに触れた上で「相馬勇紀は日本代表チーム内のライバルと比較すると、まだJリーグでプレーしていることもあり見劣っている。それでも代表戦8試合の出場で4ゴールをあげている。おそらく彼は初めてのワールドカップ出場で結果を残すだろう」と評価。相馬勇紀のブレイクを予想したのだ。

 なお相馬勇紀については、イタリアメディア『カルチョメルカート』も今月14日掲載の日本代表メンバー特集記事において「彼には途中からピッチに立って、試合の行方を左右するだけのクオリティがある」と評価している。