シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表GKシュミット・ダニエルはFIFAワールドカップ・カタール大会のドイツ戦を4日後に控える中、17日の強化試合・カナダ戦で出番がなかった。そんなシュミット・ダニエルが日本代表の課題に触れるとともに、カタールW杯本大会出場への意気込みも語った。17日、ドイツ紙『tz』が伝えている。

 同選手はSTVVで正守護神を務める中、今年1月以降のカタールW杯アジア最終予選で全試合ベンチ入り。6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022で2試合にフル出場すると、9月27日のキリンチャレンジカップ2022・エクアドル戦では、PKストップ等により正守護神奪取へアピールしていた。

 ただ本大会直前のカナダ戦では、清水エスパルス所属GK権田修一がフル出場。それだけに日本のサッカーファンからは、ドイツ戦でも権田修一の先発出場を予想する声が上がっている。

 そんな中、シュミット・ダニエルはベガルタ仙台やSTVVでのプレー経験を踏まえて「日本のサッカーは、ヨーロッパよりもややゆっくりなんです。攻撃のリズムがそれほど高くありません」と、課題点を指摘している。

 またカタールW杯グループリーグでプレーする可能性を聞かれると「W杯予選では他のGK(権田修一)がプレーしていましたが、(W杯本大会での出場について)まだ決まったわけではありません」

 「先日のエクアドル戦では良いプレーができたと思っています。もしかしたら、ワールドカップでもプレーするチャンスがあるかもしれないですね」とコメント。依然として本大会でのプレーを諦めていないことを強調している。