サッカー日本代表戦に向けて準備を進めるドイツ代表に、思わぬアクシデントが襲った。

 独『スカイ・スポーツ』によれば、FWニクラス・フュルクルクが19日の練習を欠席したという。同選手はインフルエンザ感染のためチームとは別行動になり、グラウンドに姿を見せなかった。

 なお、新型コロナウイルスには感染していないとのころ。ドイツ代表のマネージングダイレクターを務めるオリバー・ビアホフ氏は、メディアに対し「このような事態を明確に予測することはできない。1時間ごとにニクラスがどんな状態か確認している」と明かした。

 23日に迎えるカタールワールドカップのグループステージ初戦・日本代表戦に向けて、ビアホフ氏は「試合に向けて準備する時間は十分にあると思う」と述べる。ただ、体調を崩してから4日間でベストコンディションを取り戻すのは難しいだろう。

 フュルクルクは今季ブレーメンでリーグ戦14試合に出場して10得点を挙げ、29歳にしてドイツ代表に初招集された。ストライカー不足が叫ばれていたチームにおける切り札的な存在で、A代表デビュー戦となった16日のオマーン代表戦では初ゴールを記録し、ドイツ代表を1-0での勝利に導いた。

 23日に予定されているカタールワールドカップのグループステージ初戦で、ドイツ代表は日本代表と対戦する。身長189センチ体重83キロという体格を誇り、日本代表のディフェンス陣にとっても脅威になることが予想されているだけに、もし初戦欠場となればハンジ・フリック監督も頭を抱えるのではないだろうか。