フランスサッカー連盟(FFF)は19日、FWカリム・ベンゼマのカタール・ワールドカップ(W杯)欠場を発表した。
レアル・マドリーでも大会直前までコンディション不良で欠場が続きながら、フランス代表のW杯メンバーに滑り込んだベンゼマ。開幕を翌日に控える19日にようやく全体練習に復帰したが、ひと足先に切り上げたとする報道がなされ、状態が心配された。
そして、FFFによると、ドーハの病院でMRI検査を受けたところ、左大腿直筋の損傷を確認。回復まで3週間を要する見込みで、W杯出場を断念せざるをえなくなったという。
ディディエ・デシャン監督は「このW杯が大きな目標だったカリムのことを残念に思う。フランス代表チームにとって新たな打撃だが、私はこのグループに自信を持っている。待ち受ける大きな挑戦に立ち向かうために全力を尽くす」とコメントしている。
すでに主力数名を欠くなか、バロンドーラーまで失ったフランス代表はグループDに入り、オーストラリア代表、チュニジア代表、デンマーク代表と同居。22日のオーストラリア戦から戦いが始まる。連覇を目指す今大会だが、