15日に、FIFAワールドカップカタール2022に臨むフランス代表からの離脱が発表されたクリストファー・エンクンク(ライプツィヒ/ドイツ)の負傷の度合いが明らかになった。19日、ライプツィヒ公式サイトが伝えている。

 15日、エンクンクはフランス代表でのトレーニング中に左膝を負傷。当初は捻挫と診断されていたが、クラブ側からは外側側副靭帯(LCL)の断裂を負ったと発表されている。

 なお、同選手の離脱期間は明らかになっておらず、どのような治療をするかも(様々な選択肢があるため)不透明なようだ。クラブの公式声明では、「クリストが出来るだけ早く復帰出来るように、最高のサポートを提供する」としている。

 エンクンクは現在25歳。パリ・サンジェルマンの下部組織出身で、2015年にトップチームへ昇格。2019年夏にライプツィヒ移籍を果たすと、そこからブレイクを果たし、昨シーズンはブンデスリーガ全34試合で20ゴール15アシストをマーク。リーグMVPも獲得した。今季もこの好調を維持し、すでにリーグ15試合で12得点。W杯でも活躍が期待されていたが、無念の欠場が決まっている。なお、同選手の代役はフランクフルトのFWランダル・コロ・ムアニが同クラブの日本遠征から急遽駆けつける形でメンバー入りしている。

 フランス代表はメンバー発表前から負傷していたエンゴロ・カンテ(チェルシー)、ポール・ポグバ(ユヴェントス)に加え、プレスネル・キンペンベ(パリ・サンジェルマン)やこのエンクンクも発表後に離脱。極めつけは、先ほどカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)も左太ももの負傷で大会を棒に振ることが決まるなど、故障離脱者が耐えず、ディディエ・デシャン監督も頭を抱えている状況だ。

 エンクンクの回復、早期復帰を願いたい。