日本代表MF三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)は、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ初戦・ドイツ戦での出場が予想されている。そんな三笘薫を輩出した神奈川県川崎市内の小学生対象サッカークラブ『さぎぬまSC』の代表が、同選手にまつわるエピソードを明かした。20日、中国『新華社通信』が伝えている。
三笘薫はさぎぬまSCや川崎フロンターレ下部組織で活躍すると、高卒でのトップチーム昇格を断り筑波大学へ進学。2020年に川崎フロンターレのトップチームへ加入すると、プロ1年目からJ1リーグで2桁ゴール2桁アシストをマーク。昨年に東京五輪の舞台でプレーしたほか、川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍している。
そんな三笘薫は今年3月24日のオーストラリア戦で途中出場ながらも2ゴール。日本代表をカタールW杯出場へ導いたほか、所属先のブライトンではプレミアリーグ初挑戦ながらもレギュラー奪取へ大きく近づいている。
するとさぎぬまSC代表の沢田秀治さんは「三笘薫は子供の頃から才能がありましたよ。彼が小学1年生か2年生の頃、夏の合宿で高校生と試合をした時に4、5点決めたのを覚えていますね」と告白。小学生低学年の頃から同選手が桁外れのパフォーマンスを発揮していたことを明かしたのだ。
また沢田秀治さんは、三笘薫と同じくカタールW杯日本代表のGK権田修一(清水エスパルス)について「彼は小学校6年生ですでに身長が175mもあり、つねにキャプテンのように振舞っていましたね。ミスをした選手がいると必ず慰めに行き、励ましていました」とコメント。さぎぬまSC在籍時からリーダーシップでチームメイトをけん引していた権田修一の姿を振り返っている。
なお今回のカタールW杯日本代表メンバーには、三笘薫や権田修一のほかにも、MF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)とDF板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)の2選手がさぎぬまSC出身である。
カタールW杯のドイツ戦まで残り2日となる中、さぎぬまSC出身者である4選手への期待がさらに高まっている。