クラブの連携が発揮されると怖い

23日に日本代表はワールドカップ・グループステージ初戦でドイツ代表と対戦するが、気になるのはドイツのスタメンだ。

誰が出てきても脅威ではあるが、独『Bild』は監督ハンジ・フリックがバイエルン組を全員先発させるのではないかと見ている。

バイエルン組は全員で7名。GKマヌエル・ノイアーはほぼ確実だが、脅威は中盤から前線にかけてだ。バイエルン組を全員並べる場合、ボランチはジョシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカ、2列目は右にセルジュ・ニャブリ、左にレロイ・サネ、トップ下にジャマール・ムシアラ、そして最前線にトーマス・ミュラーの並びが予想される。

ミュラーはコンディションが100%の状態になっているか気がかりだが、同メディアはミュラーの1トップを予想している。ライバルとなるのはチェルシー所属のカイ・ハフェルツ、スーパーサブがニクラス・フュルクルクとユウスファ・ムココになるとの見方だ。

バイエルン組がピッチに揃う場合、当然ながら厄介なのは連携面だ。クラブでも絶好調の彼らは互いの特長を理解しており、ここで連動した動きを見せられると抑えるのは難しくなる。

唯一の違いはセンターフォワードに昨季までロベルト・レヴァンドフスキ、今季はエリック・マキシム・チュポ・モティングが入っていることだが、ミュラーも1トップに入れる選手だ。

代表チームは集まれる機会が限られているため、連携面に不安を抱えるチームも少なくない。クラブチームのスタイルをそのまま当てはめることが出来るのは大きな強みで、フリックがバイエルン組を中心にスタメンを構成してくるのは間違いない。攻撃陣にバイエルン組が揃っているのは脅威だが、日本の守備陣は粘れるか。