日本代表として初のベスト8以上を目指す「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。今大会で伝統のエースナンバー“10”を背負うのが南野拓実。先日ドバイで行われた国際親善試合のカナダ戦では存在感を示せず途中交代となったが、アジア予選では7試合連続得点を決めるなど本大会出場の立役者だ。復活が期待される日本の“10番”が今の心境を語った。
-チーム全体の雰囲気は。
いよいよワールドカップが始まったなという雰囲気の中で、ワクワクと良い緊張感とがチーム全体としても感じ取れます。良い状態で練習できています。
-個人的には。
個人的にも楽しみですし、歴史を作れればいいなと思っています。
-開幕戦をみてどう思った。
開催国のカタールが優位に進めるという意見もあったけれど、エクアドルが最初から良い入り方で特に前半は圧倒していて。見ていて、ワールドカップとしての難しさも感じましたし、興味深い開幕戦でした。
-日本の初戦の難しさについては。
ワールドカップの初戦が非常に重要ということはみんなわかっていますが、それは相手も一緒。ドイツは格上であるけれども、そのなかでのプレッシャーもあると思います。試合になったら何も考えず、全力でプレーできればいいと思っています。僕らは、全力でぶつかっていければいい。
-W杯前最後の試合で、カナダと対戦して負けてしまった。
ロスタイムにPKで、という負け方は、本戦ではあってはいけないこと。セットプレーからの失点も自分たちで締め直さなければいけない部分、課題であり修正点です。個人としても、ゴール前での最後のクオリティとか、どういうふうに守るのかなどの守備の意識は改善していきたいです。
-自身は海外のメディアから注目されている。
メディアの報道は見ないので…。自分のペースで本戦にむけて準備したいと思います。
-ドイツ戦の戦い方について。
アジア予選とはまったく違う戦いになりますね。相手にボール保持される時間帯が多くなると思うけれど、その中で自分達が何ができるかということ。そういう部分については準備してきているし、まだ時間もあるので試合で良い結果を出せるようにしたいです。
-少ないチャンスをものにする必要がある試合になりそう。自信はあるか。
自分にそういうチャンスがあれば、ゴールを決めてチームに貢献したいです。そのためにいい準備ができれば。
-日本代表の“10番”の重みは。
その番号は、どういう選手がつけてきたとか、日本代表にとって特別な番号だとは理解しています。でも、個人的には、だからといって何かを変えることはなく、自分らしくプレーできればと思います。
-チーム内のコミュニケーションは。
活発だと思います。個人的には特に意識していないですが、日本人同士なので海外クラブでやるよりは簡単にコミュニケーションが取れるし、サッカー以外の話もできるので良い雰囲気なんじゃないかな。
-どんなワールドカップにしたいか。
子供の頃からの夢だったし、こういうプレーをしたいなどと思うことはありましたが、今は
立場が変わって、日本を代表してプレーすることになるので。日本のために歴史を作る大会にしたいし、ベスト8やその先にいけるよう全力を尽くしたいと思います。
(『ABEMA NEWS』より)