サッカー日本代表を率いる森保一監督がスペイン紙『アス』のインタビューに応じ、カタールワールドカップに向けて様々な質問に答えた。
今大会の日本代表の目標について問われた森保監督は「我々の目標はベスト16を超えることです。過去に出場した6大会ではまだ達成したことがないので」と、改めてベスト8進出への意欲を語った。
「チームのために、勝利のために。それが我々のモットーです。1人ひとりの選手が、みんな一緒になって戦い、チームと勝利のためにプレーしなければいけないと思っています」
森保監督はこれまで通り、チームが団結して戦うことの重要性を説いた。ベスト8に到達する前に、まずグループステージを突破するためには「自分たちらしく、アイデンティティを維持することが重要です」とも。
そして、スペイン代表についてもコメントしている。昨年行われた東京五輪の準決勝で、森保監督率いるサッカーU-24日本代表は延長戦の末にU-24スペイン代表に0-1で敗れた。1点差のスコア以上の実力差を見せつけられた試合でもあった。
東京五輪での苦い経験を踏まえ、森保監督は「東京五輪で対戦し、当時のチームから多くの選手が現在のスペイン代表にも選ばれているので、私は彼らのことをよく知っています。スペイン代表は戦術的にも個々の技術的にも洗練されていると感じています」と語る。
そのうえで「スペイン代表で注目している選手は?」と問われた森保監督は、次のように答えた。
「スペイン代表には全てのポジションに素晴らしい選手がいるという事実があります。そのため、細心の注意を払って各選手の特徴を個別に分析する必要があると思います」
日本が東京五輪で対戦した当時のチームからは、GKウナイ・シモンをはじめ、DFエリック・ガルシアやDFパウ・トーレス、MFペドリ、MFカルロス・ソレールといった多くの選手がカタールワールドカップに出場するスペイン代表に名を連ねている。
指揮官のみならず、MF久保建英やFW堂安律、FW上田綺世、DF冨安健洋ら数多くの東京五輪世代の日本代表選手たちは、1年前のリベンジに燃えているはずだ。スペイン代表との対戦はグループステージ最終戦で、来月1日に行われる予定になっている。
森保ジャパンは雪辱を晴らし、スペイン代表戦を目標であるベスト8進出につなげることができるだろうか。
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