バルセロナのスーパーレジェンドで、現在は同クラブで監督を務める元スペイン代表MFシャビがイベントに出席。11月20日に開幕したカタール・ワールドカップ(W杯)について語った。スペイン紙『Marca』が伝えている。
シャビやアンドレス・イニエスタら黄金の中盤を擁し、初優勝を飾った2010年の南アフリカW杯以来の戴冠を目ざすスペインは、グループステージでコスタリカ、ドイツ、日本と相まみえる。そんな後輩たちには「一番の主役になるだろう」と、熱い期待を寄せる。
「この第1ステージではドイツと対戦するんだよね。私は日本をよく知っているし、コスタリカも簡単ではないだろう。良いスタートを切ることが大切だ。個性、信念……。彼(ルイス・エンリケ監督)は天性のリーダーだ。スペインのワールドカップは素晴らしいものになると予想している。私は楽観主義だ。環境は厳しいが、彼らは遠くまで行けると思う」
個人では、かつてバルサで共にプレーしたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて熱弁。「世界でも歴史上でもベストだ。(ディエゴ・)マラドーナ、ペレ、(アルフレッド・)ディ・ステファノに匹敵する。ワールドカップ(優勝経験)があってもなくてもナンバーワンになる」と特別な思いを覗かせる。
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「レオはとても強い。この6か月間、私たちは再び最高のメッシを見られたし、彼は違いを生み出してくれるだろう。(アルゼンチン代表監督のリオネル・)スカローニが非常によくやっている。アルゼンチンとブラジルは準決勝か決勝に進出するだろう。彼らの活躍を願っている」
また、大会のサプライズ候補には真っ先に日本の名を挙げた。
「日本、韓国、イラン……。そして一部のアフリカの国も驚きを与えてくれる。ガーナ、モロッコなんかがそうだ」
森保ジャパンはシャビの言葉通り、強豪ひしめく“死の組”であっと驚くサプライズを起こせるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部