メッシ擁するアルゼンチンに2-1で勝利

 サウジアラビア代表が11月22日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦でアルゼンチン代表を下す大金星。その試合を受け、ツイッターでは日本のトレンドに「ACL決勝」が浮上している。

 試合は前半10分にアルゼンチンがFWリオネル・メッシのPKで先制したものの、ハイラインのサウジアラビアの背後を突いた攻撃が次々にオフサイド判定となり追加点を奪えず。逆に、サウジアラビアは後半開始直後にFWサレハ・アルシェハリが同点ゴールを奪い、さらに勢いに乗ったままMFサレム・アルドサリが勝ち越しゴールを奪った。

 残り時間は守る展開になったが、GKムハンマド・アルオワイスもファインセーブを連発。粘り強い守備でタレント軍団アルゼンチンを封殺して勝利した。

 このサウジアラビア代表は、自国の強豪クラブであるアル・ヒラルのメンバーが中心。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では2017年と19年に決勝で浦和レッズと対戦し、17年は浦和、19年はアル・ヒラルが優勝。そして21年もアル・ヒラルが優勝している。

 今年のACLは浦和が東地区を勝ち上がり、来年2月の決勝に進出している。そして、西地区の決勝トーナメントは2月に開催されるが、そこにはアル・ヒラルが勝ち上がっている。そのため、ツイッター上では浦和のサポーターを中心に「ACL決勝こっわ」「あいつらと戦うのか」「ACL決勝、怖い反面楽しみ」など話題に上っている。

 今大会のアジア勢初勝利を挙げたサウジアラビアの姿は、そのままACLで覇権を争う西アジアの雄が持つ力を示したとも受け取られているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)