アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが22日、痛恨の敗戦を喫したサウジアラビア代表戦を振り返った。アルゼンチンメディア『ラ・ナシオン』が10番を背負うキャプテンのコメントを伝えている。

 アルゼンチンは、22日に行われたFIFAワールドカップカタール2022のグループC第1節でサウジアラビアと対戦。序盤から相手陣内で試合を進めると早々にPKを獲得し、これをメッシが決めて先制に成功した。しかし、サウジアラビアのコンパクトな守備陣形と粘り強い対応に苦しみ、追加点を奪えないまま後半を迎えると、48分、53分と立て続けに失点。そのまま状況を打開できずに37戦ぶりの敗戦を喫した。

 メッシは「言い訳はできない」と語り、「僕らは本物のグループであることを示さなければいけない」と主張。試合に関しては、「サウジアラビアにスピードがあり、良い選手たちが揃っていることはわかっていた。僕らは少し攻め急いでミスを犯し、彼らの素晴らしいラインに苦しめられた」と分析し、前線から最終ラインまでをコンパクトに保ち、高いDFラインを保ち続けたサウジアラビアを称えた。

 思わぬ形でW杯をスタートさせることになったアルゼンチンだが、メッシは「僕らはこれまで以上に団結しなければいけない。今こそ自分たちの力を信じ、それを証明するときだ」とコメント。第2節のメキシコ代表戦に向けて決意を新たにした。

【動画】グループC 第1節 アルゼンチン vs サウジアラビア