フランス代表DFリュカ・エルナンデス(バイエルン/ドイツ)はケガにより、FIFAワールドカップカタール2022残りの全試合を欠場する可能性があるようだ。22日、大手メディア『ESPN』が伝えている。
L・エルナンデスは22日に行われたグループD第1節のオーストラリア代表戦に先発出場したものの、右ひざを負傷したことにより、13分に弟のテオ・エルナンデス(ミラン/イタリア)との途中交代を余儀なくされていた。
試合後、フランス代表のディディエ・デシャン監督はL・エルナンデスの状態について「彼はいくつかの検査を受ける必要があるが、かなり深刻そうには見える。あれが今夜の大きな悲劇だ」と言及した。
報道によると、判断するには時期尚早ではあるものの、L・エルナンデスはひざの前十字じん帯(ACL)を断裂した可能性がある模様で、今大会の残り試合に出場することは難しくなったという。
フランス代表では大会前から負傷者が続出。メンバー選考後もカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード/スペイン)とクリストファー・エンクンク(ライプツィヒ/ドイツ)が負傷によりチームを離脱するなど、欠場者が相次いでいる。ベンゼマの離脱後、デシャン監督は代替招集しないことを明言し、25名で連覇への道のりを歩み始めた同代表だが、さらにL・エルナンデスが負傷したことは大きな痛手となりそうだ。
オーストラリア代表には4-1で逆転勝利を収め、白星スタートを飾ったフランス代表。今後グループステージでは26日にデンマーク代表と、30日にチュニジア代表と対戦する。