11月23日、日本代表はいよいよカタール・ワールドカップの初戦、ドイツ戦を迎える。

 22日に行なわれた前日会見には森保一監督、キャプテンの吉田麻也が出席し、熱い意気込みを語った。

 その会見には幾人もの海外メディの姿が。そこで海外の記者たちに日本の印象、ドイツ戦の予想などを語ってもらった。

 フランスの全国スポーツ紙、レキップ紙の日本担当をしているフランクさんは「ドイツは良いチーム。だけど、どうして日本が不利だと言うんだい? 日本だって素晴らしいチーム。私は2-1で日本が勝つと予想しているよ」と答えてくれた。

 フランクさんが注目しているのは、やはりフランスでプレー経験のある選手たち。

「イトウ。彼はグッドプレーヤーだね。スタッド・ドゥ・ランスもグッドチームで、イトウは良いプレーをしているよ。それからサカイ・ヒロキ。彼は良いスピリットを持っている。同じくマルセイユでプレーしたナガトモ、そしてエイジ・カワシマは4回目のワールドカップ出場。それもすごいことだ」

 そして最後に「私も日本を応援しているよ」と言葉を残してくれた。
 
 日本の戦いを見続けているという中国人記者の応虹霞さんはドイツ戦の予想を「客観的に言えば0-0。気持ちとしては1-0で勝ってほしい」と語ってくれた。

 応さんが注目している選手は吉田。

「先ほどの会見でもキャプテンらしい言葉の使い方、姿勢をしていました。素晴らしいリーダーシップをとっています」

 また会見にはドイツの複数メディも出席しており、「勝つのはドイツだが、ダイチ・カマダは素晴らしいプレーヤーだ」という声もあった。

 世界に見ればドイツ有利と予想されているが、日本の選手たちを評価する声も多かった。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト特派)