サウジアラビアに1-2と逆転負けを喫する

 アルゼンチン代表は11月22日のカタール・ワールドカップ(W杯)初戦でサウジアラビア代表に1-2でまさかの敗戦。隣国で南米サッカー界のライバルであるブラジルでは、その大失態に国民が狂喜乱舞していると同国メディア「グローボ・エスポルチ」が報じている。

 試合は前半10分にアルゼンチンがFWリオネル・メッシのPKで先制したものの、ハイラインのサウジアラビアの背後を突いた攻撃が次々にオフサイド判定となり追加点を奪えず。逆に、サウジアラビアは後半開始直後にFWサレハ・アルシェハリが同点ゴールを奪い、さらに勢いに乗ったままMFサレム・アルドサリが勝ち越しゴールを奪った。

 残り時間アルゼンチンは猛攻を仕掛ける展開になったが、サウジアラビアのGKムハンマド・アルオワイスもファインセーブを連発。タレント軍団アルゼンチンは最後までその牙城を崩せずに敗戦。国際Aマッチ36戦無敗で乗り込んできたアルゼンチンは、このゲームを引き分け以上で終えればイタリアの最多記録に並ぶところだったが、それも潰えた。

 これを受け、隣国のブラジルではインターネット上を中心にサッカーファンが狂喜乱舞。「これがあの恐怖のアルゼンチンか」という皮肉もあれば、中にはアルゼンチン国旗の中にある太陽のマークを、涙を流している画像にコラージュする悪ふざけまで登場。同メディアのチャンネル「グローボTV」でコメンテーターを務めるガルバン・ブエノ氏もインスタグラムにアルゼンチンの敗戦を喜ぶ動画を投稿するなど、ライバルの大失態を散々なまでに煽り散らかしている。

 ブラジルは現地時間24日に初戦のセルビア戦を迎える。欧州の曲者が相手だけに、人を呪わば穴二つとならなければ良いが。(FOOTBALL ZONE編集部)