11月23日に行なわれるカタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ第1節、日本戦を前にドイツ代表MFヨシュア・キミッヒが、『BBC Radio 5 Live』のインタビューに対応。屈辱に満ちたロシアW杯のリベンジを誓った。

 バイエルン・ミュンヘンで活躍する27歳は、4年前の前回大会でもプレー。しかし、チームはメキシコとの初戦を落とした後、2戦目のスウェーデン戦では勝利を収めるも、韓国との最終戦で再び敗れ、まさかのグループ最下位に終わった。

 当時の苦い経験は今も脳裏に焼き付いているだけに、キミッヒは「ビッグトーナメントで初戦を落とすと、大きなプレッシャーがかかる」と語る。

「もちろん、今はもっと上手くやりたい。過去に多くの成功を収め、数々のトロフィーを獲得した偉大な選手を揃える点だけが重要なのではないと、僕らは強く学んだ。良いチーム、良いキャラクター、良いチームスピリットを持つことが重要なんだ。最高のチームでなければならない。最高のチームになるためには、最高の選手は必要ない。

 もちろん、(2戦目の)スペイン戦は楽しみだよ。最高レベルの試合だし、常に最高レベルで戦いたいからね。でも日本との初戦に集中しなければならないと思っている」
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 自軍の注目選手の1人には、世界に誇る絶対的守護神マヌエル・ノイアーを挙げた。

「もう10年以上、いや多分15年以上、世界最高のゴールキーパーだ。信じられないようなゴールキーパーであり、信じられないような選手で、我々にとって本当に重要な存在だ」

 ノイアーと同じく、ブラジルW杯制覇時のメンバーであり、今なおドイツの柱として君臨するトーマス・ミュラーも猛プッシュする。

「彼について話すと、いつも笑顔になる。本当に面白い人なんだ。良い人でもあるし、ここ10年間、ハイレベルで素晴らしい選手だ。クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシを除けば、10年間、これほどのレベルでプレーした選手はいないだろう。いつもフィットしていて、怪我もしない。常に信じられないようなレベルにいる」

 森保ジャパンは大国のプライドをへし折れるか。ただ、刻まれた傷跡から、ドイツがかつてないほど初戦に力を注いでくることは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部