後半アディショナルタイム、ポルトガルGKジオゴ・コスタがボールを失って大ピンチ

 カタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグH組第1戦が現地時間11月24日に行われ、ポルトガル代表がガーナ代表に3-2で勝利した。ポルトガルはキャプテンFWクリスティアーノ・ロナウドがW杯史上初となる5大会連続得点を決めた一方、最終盤にGKジオゴ・コスタがあわや同点ゴール被弾の不用意なミスを犯し、海外メディアも注目している。

 前半をこう着状態のままスコアレスで折り返した支配は、後半に目まぐるしく動く。後半17分にロナウドがペナルティーエリア内で倒され、ポルトガルにPKが与えられた。これをロナウド自ら成功させ、同20分に先制に成功。37歳のレジェンドは5大会連続得点というW杯史上初の快挙を成し遂げた。

 その後、後半28分に2010年南アフリカW杯のベスト8を経験しているベテランのFWアンドレ・アイェウのゴールでガーナが追いついたが、そのわずか6分後にポルトガルが勝ち越しに成功。MFブルーノ・フェルナンデスのスルーパスに抜け出したFWジョアン・フェリックスが右足のシュートを流し込んだ。さらに同35分には再びフェルナンデスのラストパスからFWラファエル・レオンが決め、3-1と一気に突き放した。

 ガーナは同44分にFWオスマン・ブカリがゴールを決める粘りを見せたが、それ以上の反撃は見せることはできず。9分のアディショナルタイムを経て、3-2でタイムアップを迎えた。

 しかし、タイムアップ目前、ポルトガルはあわや同点とされるピンチを迎えていた。GKジオゴ・コスタが手に持っていたボールをピッチに置き、フィードを狙おうとした瞬間、ガーナDFダニエル・アマーティが背後からボールを奪取。スリップしてわずかに時間をロスしてしまったことで、ミートしきれずにシュートはポルトガルの選手に当たってことなきを得たが、ロナウドが頭を抱えて驚いた様子を見せていたことからも、肝を冷やしたシーンだったことは間違いない。

 アルゼンチンのスポーツ専門局「TyCスポーツ」は、「ポルトガルの勝利を危険に晒したジオゴ・コスタの異常なミス」とレポート。エンターテインメントサイト「B24」も、「これで心臓が止まった」と驚きを持って伝えていた。(FOOTBALL ZONE編集部)