元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が11月24日、自身のYouTubeチャンネルで、ドイツ戦で見事なトラップから決勝ゴールを挙げた浅野拓磨に謝罪した。

 闘莉王氏はワールドカップ前最後のテストマッチで先発した浅野について、ゲーム中に行なわれたYouTubeの生配信で「ヘボ」と連発。試合後にも、「2.5点」という最低評価をし、こき下ろしていた。

「何回ボールに触って、何回取られたか。シュート打ててないでしょ? いい選手だけど、いまの代表には少し力になれていない。だから(生配信中に)『ヘボ』が出てしまう」

【動画】浅野拓磨が見事なトラップからドイツ代表DFを翻弄→ノイアーの牙城を破る決勝弾
 汚名返上の活躍を見せたドイツ戦の後、闘莉王氏は「お詫びいたします。浅野はヘボじゃない。取り消しじゃ。ようやってくれた!」と切り出し、謝罪と感謝のコメントをした。

「シュートチャンスあって、なかなか決められなかったけど、あのトラップで決まった。謝罪します。ヘボ取り消します。あの大舞台で点を取ってくれたんです。ありがとうございます」

 辛口ながら日本代表を愛する闘莉王氏らしい振る舞いと言えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部