第1戦の内容から選出、ガビやベリンガムは初戦で得点を決める活躍
カタール・ワールドカップ(W杯)は現地時間11月24日までの試合で全32チームがグループリーグ第1戦を終えた。前回王者フランス代表や優勝候補に筆頭とも目されるブラジル代表が順当に白星を挙げた一方、日本代表がドイツ代表を、サウジアラビア代表がアルゼンチン代表を下すなど番狂わせも起きた。スペイン紙「マルカ」は第1戦の内容からベストイレブンを選出。日本からDF板倉滉が選出された。
GKにはアルゼンチン戦でビックセーブを連発し、勝利の立役者となったサウジアラビアのGKモハメド・アルオワイス。交錯プレーで味方DFヤシル・アル・シャハラニを負傷交代させてしまうアクシデントもあったが、失点をFWリオネル・メッシのPKの1点に抑えた。
最終ラインは4人で、右からエクアドル代表DFアンヘロ・プレシアード、ベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルト、板倉、スペイン代表DFジョルディ・アルバという顔ぶれに。板倉はドイツとの一戦で4バックの右センターバックとして先発。後半の3バック変更にも難なく対応して右のセンターバックとして安定感あるパフォーマンスを披露した。また、正確なフィードでFW浅野拓磨の決勝ゴールも導き、攻守に渡る大活躍だった。
中盤はスペイン代表のMFガビ、フランス代表MFアドリアン・ラビオ、イングランド代表MFジュード・ベリンガムの3人。いずれも初戦で得点をマークした。ラビオは前回のロシアW杯を知る経験豊富なレフティー。ガビは18歳、ベリンガムは19歳と10代にして強豪国のレギュラーを任される逸材だ。
前線は3人でエクアドル代表FWエネル・バレンシア、フランス代表FWオリビエ・ジルー、ブラジル代表FWリシャルリソンといずれも初戦で2得点を決めてストライカーが並んだ。バレンシアは今大会の第1号ゴールを決め、W杯通算5得点とした。36歳のジルーは代表通算得点を51得点とし、この大舞台でティエリ・アンリ氏に肩を並べている。(FOOTBALL ZONE編集部)