【FIFA ワールドカップ カタール2022・グループB】ウェールズ0-2イラン(日本時間11月25日/アフマド・ビン・アリスタジアム)

 絶対にゴールが欲しい場面で、より安全な選択としてパスしたのだろう。実際にゴールネットを揺らして先制かと思われた──。しかし判定は痛恨のオフサイド。自分でシュートを打っていればと後悔してしまいたくなるようなシーンが起こり、選手もサポーターも視聴者も頭を抱えた。

【映像】自分で打っていれば…FWアズムンのプレーにファンもため息

 0-0で迎えた60分、コナー・ロバーツの横パスを高い位置でカットしたイランは、ゴリザデがこれをカット。ワンツーで抜け出し再び折り返すと、ペナルティーエリアに進入していたアズムンが選んだのはなんとパス。結局フリーになっていたゴリザデがこれを押し込みネットを揺らすのだが、VARと交信した主審はオフサイドを言い渡し、イランの得点は取り消されることになった。

 アズムンからパスが出た際、ゴリザデは明らかに相手の最終ラインよりも前方にいた。自身がオフサイドポジションにいると分かっていたのか、喜び方もどこか自信なさげだった。

 アズムンのこのプレーには、ABEMA視聴者からも「もったいない」や「なんで打たないんだよ」といった落胆の声が聞かれた。「丁寧すぎてオフサイド」という指摘通り、アムズンのプレーはやや消極的で、「そのパスイラン」という洒落の利いたコメントもあった。

 結局イランは後半アディショナルタイムの8分と11分に2ゴールを挙げ、なんとかウェールズに勝利。途中でピッチを後にしたアズムンにとっては、胸を撫で下ろす結果となった。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)