カタール・ワールドカップ(W杯)グループC第2節、アルゼンチン代表vsメキシコ代表が26日に行われ、2-0でアルゼンチンが勝利した。

初戦のサウジアラビア代表戦を痛恨の逆転負けで終えた優勝候補の一角アルゼンチンは、4選手を変更。ロメロやパレデスに代えてリサンドロ・マルティネスやマク・アリスターがスタメンとなった。

一方、ポーランド代表との初戦、守護神オチョアのPKストップでドローとしたメキシコは、ベテランのグアルドダードがスタメンとなった。

ロサーノとベガの2トップとする[5-3-2]で臨んだメキシコが自陣に引いて構えたのに対し、本職中盤のギド・ロドリゲスをリベロで起用し、メッシ、ラウタロ・マルティネス、ディ・マリアの3トップとする[3-4-3]で臨んだアルゼンチンがボールを持つ展開で立ち上がっていく。

しかし、シュートに持ち込めず主導権を握るには至らない。球際の激しいファウルを辞さない展開で推移した中、前半終盤の45分、ベガの直接FKでメキシコがゴールに迫るもGKエミリアーノ・マルティネスの好守に阻まれ、ゴールレスでハーフタイムに入った。

迎えた後半、メッシが引いた位置でボールを受けて打開を試みるアルゼンチンが押し込む展開で推移。

しかし前半同様に膠着状態を打破するには至らず63分にラウタロ・マルティネスを諦めてフリアン・アルバレスを投入する。

すると直後、メッシがゴールをこじ開ける。ディ・マリアのパスを受けたボックス手前中央のメッシが左足を一閃。ミドルシュートがゴール右に決まった。

失点を受けてラウール・ヒメネスを投入したメキシコに対し、ディ・マリアに代えてロメロを投入し、守備への比重を高めたアルゼンチンがメキシコにチャンスを許さない。

すると87分、アルゼンチンが勝負を決める。ショートコーナーの流れでメッシのパスを受けたエンソ・フェルナンデスがボックス左に侵入。見事なコントロールシュートを決めきった。

2-0としたアルゼンチンが初勝利。2位に浮上し、最終節ポーランド戦で自力突破できる状況とした。