デ・ブライネは「僕らは歳を取り過ぎた」とコメント

 ベルギー代表は11月27日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグの第2戦でモロッコ代表に0-2で敗北した。英紙「ガーディアン」はMFケビン・デ・ブライネのインタビューどおりにベルギー代表の“老朽化”を指摘し、「今のままでは優勝のチャンスはない」と厳しく批評した。

 初戦でカナダ代表に1-0で勝利を収めたベルギーだが、前半の早い時間にPKを献上するなど内容的には苦しいもので、PKストップを見せたGKティボー・クルトワの活躍に助けられた辛勝だったことは間違いない。攻撃もデ・ブライネのひらめきに頼っている印象は否めなかった。

 モロッコ戦も攻撃陣は沈黙。頼みのクルトワとデ・ブライネもこの試合では輝きを放つことができず、まさかの敗北を喫した。英国の高級紙「ガーディアン」はベルギーの敗戦について「ケビン・デ・ブライネの言ったとおり、この老朽化したベルギー代表は今のままではW杯で優勝するチャンスはない」と報じた。

 デ・ブライネは現地時間26日付で公開された同紙のインタビューでベルギー代表のW杯制覇について「僕らのチャンスは2018年(ロシアW杯)だったと思う」「(今大会は)ノーチャンスだ。僕らは歳を取り過ぎた」などと語っていた。18年からFIFAランキングで長らく1位の座をキープし、現在もブラジルに次ぐ2位のベルギーだが、その中心であるデ・ブライネがチームの高齢化を理由に優勝は難しいと感じているという。

 グループリーグ突破の可能性はまだ残っているが、3位に輝いた前回大会のような快進撃を見せるだけのチーム力は今のベルギーにはもう残っていないのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)