スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督が、グループステージ最終節で対戦する日本代表戦に言及した。27日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 FIFAワールドカップカタール2022・グループE第2節が27日に行われ、スペイン代表はドイツ代表と対戦。62分にアルバロ・モラタのゴールで先制したが、83分にニクラス・フュルクルクに同点弾を許し、1-1のドローに終わった。

 この結果、決勝トーナメント進出を決定的にすることはできなかったものの、1勝1分けでグループ首位に立っているスペイン代表。最終節の日本代表戦は、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるほか、敗れた場合でも他会場の結果次第で突破のチャンスが残される有利な状況となった。

 L・エンリケ監督は試合後の記者会見で「控え室では奇妙な感覚があった。なぜなら、ドイツに勝つチャンスがあったのに、それを自分たちの手で逃してしまったからだ。これは残念だ」と振り返りながら、「でも、私たちは死の組の首位に立っているし、前向きでなければならない」とコメントした。

 また、日本時間12月1日の28:00(現地時間22:00)に行われる最終節の日本代表戦に向けては「木曜日の日本戦で引き分けたら、おそらく決勝トーナメント進出が決定するだろうが、あれこれ考えをめぐらすことはない。グループ首位通過のために全力で勝利を目指す」と語った。