デュークの得点で勝利したオーストラリア
初戦でフランスに大敗したオーストラリアだったが、第2戦のチュニジア戦では虎の子の1点を守り切り、1-0で今大会初勝利を手にした。決勝点を奪ったスコアラーはJ2ファジアーノ岡山でも活躍したミッチェル・デュークだ。
アジアで勝ち抜くことはできず、大陸間プレイオフの末にFIFAワールドカップ・カタール大会までやってきたオーストラリア。フランス戦からの立て直しを図るためにも勝利が欲しいこの一戦で主役に立ったのはJリーガーだった。
0-0で迎えた23分、クレイグ・グッドウィンのクロスボールにタイミングよく合わせてコースを突いたヘディングシュートを放つ。ボールはゴール右隅に決まり、オーストラリアは2戦連続での先制点を奪った。
ゴール後にデュークは両手の指で「J」を作るゴールパフォーマンスを見せた。この「J」についてはSNSで「Jリーグという意味なのでは」という意見もとんだが、デュークは自身のSNSにて説明している。
「W杯のメンバーに選ばれたときに息子と約束していた。ゴールの瞬間をともに分かち合おうと。彼のイニシャル“J”を掲げようとね」
デュークの「J」は息子のジャクソンのイニシャルを取ったものだったようだ。息子との約束を果たしたパパの輝かしい姿が大舞台で大きく際立った。