カメルーン代表のリゴベル・ソング監督が、代表チームからの追放が報じられているGKアンドレ・オナナについて言及した。現地時間11月28日に英紙『Mirror』が伝えている。

 オナナは、24日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ初戦のスイス戦に先発出場。再三の好セーブでハイパフォーマンスを披露したものの、1失点。チームは0-1で敗れた。

 そんなオナナを移籍情報に詳しいイタリア人記者ファブリツィオ・ロマーノ氏が、自身のツイッターで「監督との意見の相違からカメルーン代表を外れた」と伝えており、実際、28日のセルビア戦のメンバーからも外れていた。
 
 記事によると、ソング監督は3-3で引き分けたセルビア戦後の会見で、オナナについて「アンドレ(・オナナ)は規律上の理由でメンバーから外れた。必要な決断だったと思うし、これが(セルビア戦の)パフォーマンスを引き起こしたのかもしれない」と述べた。

「チームの一員として必要な規律を守れないのであれば、その責任を負わなければならない。ヨーロッパのトップチームでプレーしている彼の能力を疑うつもりはないが、個人よりもチームが優先されなければならない」

 ただ一方で、「我々とチームに残るか確認している。彼次第だ」と守護神が復帰する可能性も示唆している。

 12月2日に行なわれるグループステージ最終節・ブラジル戦の結果次第では、決勝トーナメント進出の望みも繋いでいるカメルーン。今後の動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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