フランス人レフェリーのステファニー・フラパールさん(38)が、男子ワールドカップ(W杯)で初の女性主審に任命された。

国際サッカー連盟(FIFA)は、12月1日に行われるグループE最終節、コスタリカ代表vsドイツ代表の主審にフラパールさんを任命した。

カタールW杯では合計129名の審判員の内、男子のW杯として初めて女性の審判員が6名選ばれた。その中でフラパールさんは日本の山下良美さん、ルワンダ人のサリマ・ムカンサンガさんと共に3名の主審に選出された。

22日に行われたグループC第1節のメキシコ代表vsポーランド代表では第4審判としてすでにW杯デビューを飾ったフラパールさんだが、今回のコスタリカvsドイツではついに主審としてデビューすることになった。

なお、世界的に知られる女性主審は、2019年のUEFAスーパーカップ担当したほか、カタールW杯欧州予選でも試合を担当。UEFAチャンピオンズリーグでも、2020-21シーズンに史上初となる女性審判として試合を裁いていた。

日本代表も属する混戦グループEの行方を左右する重要な一戦となるが、その試合を裁くフラパールさんのレフェリングにも注目が集まるところだ。