前ヴィッセル神戸監督のロティーナ氏、日本×スペイン戦を展望
森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は現地時間12月1日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦でスペイン代表(同7位)と対戦する。決勝トーナメント進出を懸けた大一番となるなか、前ヴィッセル神戸監督でスペイン人のミゲル・アンヘル・ロティーナ氏が試合を展望。「日本が勝つ確率は20%」と予想し、個人的に推すキーマンを挙げている。スペイン紙「ラ・ラソン」が伝えた。
日本はグループリーグ初戦で強豪ドイツ代表を2-1と撃破し、大金星で世界に衝撃を与えた。しかし、続く第2戦でコスタリカ代表に0-1と惜敗。1勝1分の3位で最終戦のスペイン代表戦に臨む。
Jリーグの複数のクラブで指揮を執ったロティーナ氏は、「スペインが有利なのは明らかだが、日本代表はヨーロッパでプレーしている選手で構成されており、経験もあり、戦い方も知っている。日本のチームは相手をよく分析し、上手くいかないと見れば何度もゲームプランを変更できる」と分析。そのうえで、「スペインが勝つ確率は80%、日本が勝つ確率は20%だと思う」と語り、W杯優勝候補の一角とされるスペインに分があると見ている。
ロティーナ氏は「スペインのファンには鎌田、南野、久保が、一番馴染みがあるかもしれない。私は三笘が好きだが」と言及。MF鎌田大地(フランクフルト)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)などの名前を挙げつつ、個人的に好きな選手としてMF三笘薫(ブライトン)の名前を挙げた。
三笘について「彼は1対1の能力があるウイングで、監督はだいたい60〜70分以降に彼を起用する。とても危険な選手だ」と語っており、スペイン戦でもキーマンになる存在と見ているようだ。グループリーグ突破を懸けた一戦で森保ジャパンはどんな戦いを披露するのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)