現地時間12月１日、カタール・ワールドカップ（W杯）のグループステージ（E組）第３戦で、グループ２位の日本は首位のスペインと対戦。前半にアルバロ・モラタに先制点を許すも、後半に堂安律と田中碧がゴールを奪い、２－１で逆転勝利を収めた。この結果、見事首位通過で、史上初の２大会連続での決勝トーナメント進出を達成した。

　まさかの下剋上に世界中で驚きの声が上がるなか、特に注目を集めているのが、三笘薫のゴールラインぎりぎりでの折り返しから生まれた田中の決勝点だ。VARのチェックの末に、三笘のアシストの場面のオンラインは認められたとはいえ、非常に際どい位置にボールがあったため、各地で議論が巻き起こっているのだ。

　そして、その線は２か国の運命を分けた境界線となった。仮にノーゴールとなり、日本が１－１のドローに終わっていた場合、コスタリカを４－２で撃破したドイツは日本を得失点差で上回り、２位通過を果たしていたのだ。

　しかし、森保ジャパンは最終的に勝点３を積み上げたため、ドイツは３位止まり。前回のロシア大会に続き、グループステージで姿を消した。
【画像】「ギリギリのギリギリのギリギリ」日本とドイツの運命を分けた“境界線”を上からチェック
　この結果を受け、米大手ネットワーク『ESPN』公式ツイッターは、「もしこのボールがアウトであれば、ドイツはラウンド・オブ16に進出していた」と綴り、三笘が折り返す瞬間を俯瞰とアップで捉えた写真を公開。是非を問うような形を取っており、日本のファンを中心に様々なコメントが寄せられている。

「出てるやん」
「ドイツのために正義が必要だ」
「完全にライン割ったと思ったけど、上から見たらラインにかかってる」
「真上から見たらちゃんとかかってるね」
「ウィンブルドンのチャレンジだとIN」
「ギリギリのギリギリのギリギリ、出ていない」
「もうあと0.00001秒でも遅ければアウト」
「King Gnuのあと一歩やん。歌詞センス凄すぎる」
「ドイツの敗退はサッカーボールが丸い形をしているからだ」
「VAR判定がなかったらゴールが認められてなかっただろうな」
「テクノロジーの進化に感謝やな！」

　まさに紙一重の勝利を掴んだサムライブルー。次はこれまで阻まれ続けてきたベスト16の一線を越えられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部