W杯でさらに評価を上げることに
11月下旬からスタートしたFIFAワールドカップ・カタール大会はグループステージの全日程が終了し、早くも決勝トーナメントが始まっている。最初のカード、オランダ対アメリカは3-1でオランダが勝利を収めた。
今大会のオランダは注目チームの一つだ。前回のロシア大会では残念ながら予選敗退となってしまったが、今大会はしっかりと出場権を掴み、一番乗りで8強入りを決めた。
強固な守りが強みのチームであり、グループステージ3試合で失点は1のみ。ラウンド16でも1失点と上のステージに上がったとしても複数得点を許していない。
攻撃陣のタレントは守備陣と比べやや劣るが、アメリカ戦では右ウイングバックとして出場したデンゼル・ダンフリースが3得点に関与する大活躍で補っている。
エールディビジのPSVで名を揚げた守備者で、2021年からセリエAのインテルで活躍している。攻撃的なDFで、昨季はリーグ戦で5ゴール4アシスト、今季もすでに1ゴール2アシストを記録している。
アメリカ戦では正確なクロスが光った。視野が広く、ボックス内でフリーとなっている選手を見つけ出し、ピンポイントクロスを供給する。
英『talk SPORT』によると、プレミアリーグのチェルシーがこのダンフリース獲得に興味を示しているようだ。すでにチェルシーからのアプローチはあったようで、今夏大型補強を行った際のリストに名前があったという。
すでに高い評価をW杯でさらに上げているダンフリース。チェルシーは守備陣のテコ入れを行っており、次はウイングバックを強化することになりそうだ。