谷口が高いプレイを披露した

日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会のグループEを首位で突破した。第3節のスペイン戦で2-1と勝利し、ラウンド16ではクロアチアと対戦する。スペイン戦でも高いパフォーマンスを発揮した谷口彰悟は、クロアチア戦でも活躍を期待したい。

この試合で[3-4-2-1]のシステムを起用した森保一監督は、左のセンターバックに谷口を起用した。長友佑都と左サイドを封じ、対峙するニコ・ウィリアムズやガビといった攻撃陣に仕事をさせず。後半に長友に代わって三笘薫が入ると、川崎フロンターレでチームメイトだった三笘に献身的にパスを供給して攻撃の糸口をつかんだ。

安定した守備をスペイン戦で披露したことで、終盤の守備固めで冨安健洋を投入する状況においても伊東に代わって右ウイングバックで入っている。谷口が高いパフォーマンスを発揮したことで、より強固な守備を形成することができたのだ。

5日に激突するクロアチアでは板倉滉がイエローカードの累積で出場停止のため、センターバックが手薄になる。スペイン戦同様に3バックでいくか、以前の2試合のように4バックでスタートするかは分からないが、谷口の存在は重要となってくるだろう。センターバックには連戦の吉田麻也やケガ明けの冨安がいるが、谷口が守備陣をけん引して前回大会の準優勝国を倒したい。