4年前はベルギーに逆転負け「ふとした瞬間にカウンターの光景がよぎる」
カタール・ワールドカップ(W杯)で、初のベスト8進出を目指す日本代表。2008年に日本代表デビューを果たし、今回で4度目のW杯出場となっているDF長友佑都(FC東京)は、ドイツ代表、スペイン代表に勝利して2大会連続の決勝トーナメント進出を果たした現在の日本代表に、絶対な自信を持っているようだ。
現地時間12月5日にクロアチア代表とラウンド16で対戦する日本だが、この試合に勝利して初のW杯8強入りを目指す。4年前のロシア大会では、ラウンド16とベルギー代表と対戦して2-0とリードしたものの、最終的には2-3の逆転負けを喫した。
この試合の記憶について問われた長友は「ベルギー戦を忘れたことはない。ずっと心の中にある。ふとした瞬間にカウンターの光景がよぎることが何度もある」と、悔しい記憶に苛まれてきたことを明かした。
「この4年は苦しいことの方が多かった。カタールW杯への思いが強かったので、それをみんなで乗り越えて、心技体の全てでレベルアップしたと思う。2008年からこの代表でプレーしているが、確実に言えるのはこのチームは歴代最強、見てきた中で歴代最強だと自信を持っているチームに育ってきた」と、現在のチームに胸を張った。
そして、「明日は必ずクロアチアを破って新しい景色を見たい。また大きな声でブラボーと叫びたいと思っている」と、初の準々決勝突破に向けた強い意欲を示している。(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)