【戦評】フランスは3-1でポーランド、イングランドは3-0でセネガルを撃破

 カタール・ワールドカップ(W杯)は大会15日目を迎え、決勝トーナメントが進行している。前回ロシアW杯の王者フランス代表はポーランド代表に、昨年の欧州選手権(EURO)で準優勝のイングランド代表はセネガル代表にそれぞれ完勝した。今大会の優勝候補とも名高い両チームは、早くも準々決勝で対戦することになる。

■フランス 3-1 ポーランド

キックオフ:現地時間12月4日18時(日本時間5日0時)

1-0 前半44分 オリビエ・ジルー(フランス)
2-0 後半29分 キリアン・ムバッペ(フランス)
3-0 後半AT1分 キリアン・ムバッペ(フランス)
3-1 後半AT9分 ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド)

 序盤から攻撃力を見せていたフランスは前半44分にFWキリアン・ムバッペのラストパスからFWオリビエ・ジルーが先制ゴールを決めて優位に立った。そして後半にはムバッペが左サイド側から強烈ミドルをニアサイドとファーサイドに1本ずつ蹴り込んでリードを3点に。試合終了間際にポーランドのFWロベルト・レバンドフスキにPKで1点を許したものの、完勝と呼べる試合内容で準々決勝へと進んだ。

■イングランド 3-0 セネガル

キックオフ:現地時間12月4日22時(日本時間5日4時)

1-0 前半38分 ジョーダン・ヘンダーソン(イングランド)
2-0 前半AT3分 ハリー・ケイン(イングランド)
3-0 後半12分 ブカヨ・サカ(イングランド)

 序盤はセネガルのブロックを形成した守備にイングランドが手を焼き、ショートカウンターで危険な場面も作られた。しかし、それをGKジョーダン・ピックフォードのファインセーブでしのぐと、前半38分に左サイドから前進してMFジュード・ベリンガムのアシストでMFジョーダン・ヘンダーソンが先制点。さらに前半終了間際には速攻からベリンガム、MFフィル・フォーデン、FWハリー・ケインとパスがつながり、前回ロシアW杯の得点王でエースのケインに大会初ゴールが生まれた。

 後半になるとセネガルがボールを奪いに前へと出てくる逆を突いてイングランドがボールをキープしてゲームを安定させ、フォーデンのこの日2つ目のアシストでFWブカヨ・サカがゴールして試合を決定づけた。(FOOTBALL ZONE編集部)