元日本代表FWの福田正博氏との同MFの前園真聖氏が12月5日、TBS系の情報番組「ひるおび」に出演。カタール・ワールドカップのラウンド16、日本対クロアチアを展望した。

 決勝トーナメントでは引き分けが無くなる。そのため、前園氏は前後半の90分に加え、「延長、PKまで考えると、キーパーまでも、もしかしたら意識する」と分析する。

 福田氏も「森保(一)監督の采配も変わってくる」と同調。PK戦を見据えて、今大会はまだ出場がないものの、9月のエクアドル戦(0-0)でPKを阻止したシュミット・ダニエルの途中投入もあり得ると推測した。

 また、フォーメーションを前園氏は3-4-2-1と予想。GKに権田修一、CBは右から冨安健洋、吉田麻也、谷口彰悟、ウイングバックは右が酒井宏樹で左が長友佑都、ボランチは遠藤航と守田英正、2シャドーに伊東純也と鎌田大地、CFに前田大然を選んだ。

 累積警告により出場できない板倉滉に代わって入れた谷口は、スペイン戦(2-1)での出来の良さと、高さ対策を起用理由に挙げた。
 
 一方、福田氏は4-2-3-1を予想。GKは権田、DFは右から酒井、谷口、吉田、長友、ダブルボランチが遠藤と守田、2列目が右から伊東、鎌田、相馬勇紀、CFが前田をセレクトした。

 冨安を入れない理由は「怪我上がりでなかなか計算できない選手を2人一緒に使うのは、2人ともダメになってしまうと、替えの選手がいなくなってしまう」として、大会中に怪我した冨安と酒井の併用に懸念を示した。

 また、予想スコアについては、日本の勝利では一致したものの、内容は異なった。福田氏は、ドイツ戦とスペイン戦と同スコアの2-1を予想。内容的にも「クロアチアに1点あげてもいいくらい」として、ドイツ戦とスペイン戦同様の逆転勝ちに期待した。

 これに対し、前園氏の予想は1-0。クロアチアはドイツとスペインと異なり「1点先に取ったら、しっかり守り切れる。崩すのは厳しい」として、森保ジャパンが守備を崩し切れずに完封負けしたコスタリカ戦(0-1)を例に挙げたうえで「コスタリカより守備の強固さはある」と警戒した。

 日本対クロアチアは、日本時間5日の24時キックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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