グループステージの3試合で2つの歴史的勝利を収め、ベスト16進出を果たしたカタール・ワールドカップの日本代表で、まだネットを揺らすことはできていない。それでも、鎌田大地にヨーロッパの強豪が関心を寄せているのは確かだ。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、以前から噂になっているミランは鎌田の動向をチェックしていると報じた。ミラン専門サイト『milanlive.it』は12月4日、「みんなを熱狂させた日本代表では、本当に多くの選手がアピールしている。確実にそのひとりなのが、ダイチ・カマダだ」と報じた。
「得点は挙げられていないが、常にスタメンで出場している。一方、フランクフルトではブンデスリーガで7得点、チャンピオンズリーグで3得点、カップ戦で2得点と、すでに12得点だ」
同メディアは「これらは重要な数字であり、6月で契約満了ということもあって、本当に興味深い。Gazzetta dello Sportが報じたように、ミランは彼を追っており、ビジネスの匂いをかぎつけている」と続けている。
「カマダは主にトップ下でプレーしている。(ミランのステーファノ・)ピオーリ監督はこの位置で多くの選手を使ってきた。ミランはシャルル・デ・ケテラーレに期待し続けるだろう。それは当然だ。だが一方、ブラヒム・ディアスの去就は不透明となっている。だからこそ、カマダのような新選手が加わる可能性があるのだ」
鎌田は以前、フランクフルトと契約延長の交渉もしていると明かしつつ、冬のマーケットで移籍するつもりはないと話した。その場合は、残留か夏の移籍かが注目される。
トッテナムをはじめとするプレミアリーグの複数クラブからの関心も絶えず噂される鎌田だけに、今後の進展が気になるところ。だがまずは、本人が望みどおりに将来を決められるようにするためにも、ワールドカップでの活躍に期待したいところだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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