現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で、日本は前回準優勝のクロアチアと対戦。43分に前田大然が先制点を奪うも、55分イバン・ペリシッチにヘッドで同点弾を奪われ、最後はPK戦の末に敗れた。

 ベスト8への壁は厚く、4度目の挑戦も失敗に終わった。冒頭「僕自身が勝負を決せられるのがこのPK戦だったので、この負けというのは悔しい」と口にしたGK権田修一は、「壁を乗り越えるために足りなかったものは何か」という問いには、こう答えた。

「これから次の大会に向けてサッカー協会だったり、色んな方が分析して向かっていくと思いますけど、ただ1つ言えるのは、僕らは前に進み続けていることは間違いないということ。前回大会から間違いなくレベルアップはしているし、常に前に進み続けているのは間違いないので、そこのところは自信を持ってこれからもやっていく。

 ただ、この一歩が足りなかったというのは何かを変えなければいけない。チェンジじゃなくてどんどんアップデートしていかないといけない」
【W杯PHOTO】日本 1(1PK3)1 クロアチア|またしても初のW杯ベスト8進出には届かず...PK戦にもつれる激闘の末敗退。
 現在33歳。サッカー選手ではベテランの域に入っているなか、インタビューの最後には今後への決意も示した。

「日本代表はサッカーをやっている限りは目ざし続けますし、僕自身もやっぱり常に高みを目ざしてやっていきたい」

 森保ジャパンの守護神は4年後に向け、カタールから再出発を図る。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部