【戦評】日本は初のベスト8入りならず ブラジルは優勝へ視界良好の圧勝劇
カタール・ワールドカップ(W杯)は大会16日目を迎え、決勝トーナメントが進行している。日本代表は前回ロシアW杯で準優勝のクロアチア代表を相手に、FW前田大然のゴールで先制するも後半に追い付かれ、PK戦で無念の敗退。世界ランキング1位のブラジル代表は韓国代表に、大きすぎる力の差を見せつけての完勝でベスト8へと進出した。
■日本 1-1(PK1-3) クロアチア
ラウンド16
キックオフ:現地時間12月5日18時(日本時間6日0時)
1-0 前半43分 前田大然(日本)
1-1 後半10分 イバン・ペリシッチ(クロアチア)
立ち上がりに激しいプレスに出て戦う姿勢を明らかにした日本は、右サイドのMF伊東純也からチャンスを作った。クロアチアも上手くゲームをコントロールしていくなかで、日本は前半終了間際にセットプレーのこぼれ球でFW前田大然が先制ゴール。後半はクロアチアがアーリークロスに合わせてFWイバン・ペリシッチが同点ゴールを奪った。両チームに疲労感も見えるなか延長戦で決着は付かずPK戦へ突入すると、クロアチアのGKドミニク・リバコビッチが3本セーブする活躍。日本は史上初のベスト8進出は叶わなかった。
■ブラジル 4-1 韓国
ラウンド16
キックオフ:現地時間12月5日22時(日本時間6日4時)
1-0 前半7分 ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル)
2-0 前半13分 ネイマール(ブラジル)
3-0 前半29分 リシャルリソン(ブラジル)
4-0 前半36分 ルーカス・パケタ(ブラジル)
4-1 後半31分 ペク・スンホ(韓国)
前半7分にFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールでブラジルが先制すると、そこからは無慈悲なまでのゴールラッシュ。大会初戦の負傷から復帰したFWネイマールが“コロコロPK”を決めれば、鮮やかすぎるコンビネーションからFWリシャルリソンとMFルーカス・パケタがゴール。後半はブラジルがペースを落とした部分もあり、韓国はMFペク・スンホのミドルで一矢報いたが、ブラジルはラスト10分でGKの交代まで行う余裕を見せつける勝利だった。(FOOTBALL ZONE編集部)