現地時間12月6日、前日のクロアチア戦(カタールW杯ラウンド16)に敗れた日本代表が、ドーハ最後のメディア対応を行なった。

 4年前のロシアW杯では、敗退後にキャプテンの長谷部誠がSNS上で代表引退を宣言。カタールW杯では34歳の吉田麻也、36歳の長友佑都の去就が注目を集めていたが、2人も現時点では言葉をにごした。

 まず感極まって取材中に涙が滲むシーンもあった吉田は、今後の代表キャリアに聞かれると次のように答えた。

「何も考えていません。次の監督次第かなと。次の監督がどういう風に考えるか。そもそも次の監督が誰かまだ分からない」
 
 さらに、クロアチア戦直後に「ずっとカタールW杯を集大成と考えて頑張ってきた」と語っていた長友も、こうコメントした。

「とりあえず、今年はずっと頑張ってきたので1回休みたい。1月からずっとJリーグとアジア最終予選があったので。興奮した状態で何かを決断するのは良くない。しっかり落ち着いて冷静になって、自分がどうしたいのかを考えていきたい」

 吉田も長友も、まだ考えを決めかねている様子。ちなみに、この2人よりも若いが現在32歳の酒井宏樹も、クロアチア戦直後に「自分から引退なんてことは、僕は言わない。呼ばれなくなった時に自然消滅になる」と語っていた。

取材・文●白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)

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