日本代表選手たちを食事面で長年支えてきたシェフの西芳照さんが、日本代表での活動が終了したことを報告した。

【写真】日本代表を支え続けたシェフの西さん、カタールで提供した料理たち

西さんは、福島県にあるJヴィレッジで総料理長を務め、選手の栄養管理などを行っていた中、2004年に日本サッカー協会(JFA)からの依頼を受けて日本代表のシェフを務めることとなった。

現在はJヴィレッジの食堂「ハーフタイム」のシェフを務めながら、運営するDREAM24の代表取締役社長であり、日本代表の専属シェフとして遠征時に帯同していた。

今回のカタール・ワールドカップ(W杯)にも帯同し、ライブクッキングのスタイルで、選手たちに温かい料理を提供。あと一歩のところでベスト8進出を逃したものの、ドイツ代表やスペイン代表といった強豪国に勝利した選手たちを支えた。

W杯に臨むにあたり、チームの集合写真撮影時には中央に座り、ユニフォームを着てキャプテンマークを巻く姿もあり、勝利した試合後には定番のカレーを提供。クロアチア戦の前夜には、うなぎを振る舞うなど、中東の地でも選手たちを支えた。

その西さんは自身のツイッターを更新。今回のW杯参加が、日本代表のシェフとして最後の活動になることを報告した。

「サッカー日本代表にご声援頂きありがとうございました。僕のA代表活動はワールドカップをもって幕はおりました」

「頼もしい選手たちが4年後一段と成長しピッチで躍動するのが楽しみになりましたね。今後ともサッカー日本代表をよろしくお願い致します」

選手たちを支えた西さんには「長い間日本代表を支えてくれてありがとうございました」、「感動をありがとうございました」、「選手たちとの信頼関係も素敵でした」と感謝の言葉と共に、労いの言葉が寄せられることとなった。

【SNS】西さんが日本代表での活動終了を報告