2010年南アフリカ大会と同様に、PK戦で敗れた日本

6日、FIFAワールドカップ・カタール大会では日本が史上初のベスト8進出を懸けてクロアチアと対戦。相手GKドミニク・リバコビッチが驚異的なセーブを見せたこともあり、惜しくも日本がPK戦で敗れた。
 
この試合の日本は、前半終了間際にFW前田大然のゴールで先制に成功したものの、後半序盤にFWイヴァン・ペリシッチに同点ゴールを決められ、そのまま90分が終了。1-1のスコアで今大会初の延長戦に突入した。
 
しかし、120分を戦っても勝負はつかず、運命のPK戦に突入。日本の最初のキッカーはFW南野拓実が務めたが、ゴール右に蹴ったボールはリバコビッチに体で止められた。さらに、2番手を務めたFW三笘のシュートもリバコビッチに読まれ、万事休す。3番手のFW浅野拓磨は逆をついてネットを揺らしたが、4番手のDF吉田麻也のシュートもセーブされてしまい、日本が史上初のベスト8進出を果たすことはなかった。
 
仏『BeFootball』によれば、ワールドカップのPK戦で3本のシュートをセーブした、今回のリバコビッチで3人目だったようで、あとの2人は2018年ロシア大会のクロアチア代表GKダニエル・スバシッチ(デンマーク戦)、2006年ドイツ大会のポルトガル代表GKリカルド・ペレイラ(イングランド戦)だという。
 
特にスバシッチが活躍した前回大会のクロアチアは、決勝トーナメントに入ってから延長戦を3度、PK戦を2度制して決勝まで勝ち進んでおり、見事に準優勝を果たしている。今回の日本対クロアチアは試合内容がほぼ互角だっただけに、その経験の差が勝敗の行方を左右したのかもしれない。