カタールW杯のグループリーグで2ゴールを記録

 日本代表MF三笘薫(ブライトン)のカタール・ワールドカップ(W杯)の活躍から、イングランド1部リバプールへ現地メディアが推薦するなど注目を集めた。今大会では三笘のようにインパクトを残し、この冬のステップアップの話が少しずつ出てきているなか、2得点の活躍を見せた韓国代表FWにもリバプール専門メディアが興味を示しているようだ。

 韓国は今大会グループHに入り、初戦ウルグアイ代表に0-0のドロー、第2戦ガーナ戦で2-3の敗北を喫するも、第3戦でクリスティアーノ・ロナウド率いるポルトガル代表に2-1で勝利し見事グループリーグ突破を決めた。

 決勝トーナメントでは1回戦で優勝候補ブラジル代表と当たり、4-1と厳しい結果となったが、グループリーグ突破に大きく貢献したのが、ガーナ戦で2ゴールを挙げたFWチョ・ギュソン(全北現代モータース)だ。リバプール専門メディア「Liverpool.com」は「ヌニェスのような安価な移籍オプションとなるはずだ」と注目している。

 チョ・ギュソンは今大会で韓国代表の新星ストライカーとして人気が急上昇。本人のインスタグラムのフォロワーが2万人程度から200万人という驚異的な変化を海外メディアが伝えていた。

 また、日本にとってはポルトガル戦後のコメントで物議を醸した人物としても記憶に新しい。日本の16強進出に対して、メディア側の質問に乗せられる形で「日本の16強入りが正直憎らしくもあった」と発言し、本人と質問した母国メディアへさまざまな声が上がっていた。

 記事では今年加入したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを引き合いに出し「ヌニェスと同様、長身でハンサムなルックスでも人気を博したチョ・ギュソンは、ストライカーとして、スピードと正確さ、そして空中戦に勝つ能力など、非常に充実した危険な能力を備えている」と絶賛。「リバプールはディボック・オリギと南野拓実の退団後、バックアッパーを必要としている。彼はまだ比較的若く、安価に手に入り、ユルゲン・クロップ監督の迅速で直接的なアプローチに適したプレースタイルであることが証明されている」と適正を指摘している。

 最後に「比較的低い移籍金で獲得できることを考えれば、この移籍はリスクが低く、かつ大きな見返りが期待できるものであり、リバプールも真剣に検討すべき移籍だ」と太鼓判を押していた。(FOOTBALL ZONE編集部)