クロアチア戦で惜しくも敗退、南野と鎌田は無得点で大会を去る
森保一監督率いる日本代表は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦。1-1の同点で延長戦を終え、ペナルティーキック(PK)戦の末に1-3と敗れた。初のベスト8へは届かなかった森保ジャパンに対し、「FOOTBALL ZONE」ではクロアチア戦で独自アンケート調査を実施。厳しい評価を与えられたのは、今大会調子が上がり切らなかった2人だった。
MF鎌田大地は、森保一監督の下で鍵を握る選手として期待されていた1人だ。所属するドイツ1部フランクフルトでは好調を維持し、公式戦22試合で12ゴールを記録。その勢いをW杯本戦でも生かしたかったが、グループリーグ初戦のドイツ代表戦(2-1)である程度の活躍を見せたものの、続く第2戦コスタリカ代表戦(0-1)ではミスが散見。第3戦のスペイン代表戦(2-1)で69分間、決勝トーナメント1回戦クロアチア戦では75分間プレーしたが、目立った結果を残せなかった。
読者からはクロアチア戦でのパフォーマンスに、「あれだけ出場して印象的な結果を残せなかった」「もっと世界に実力を示して欲しかった」と、失望感が露わに。大会前は好調ぶりが際立っていただけに、こうした声が上がるのも無理はないだろう。
もう1人名前が挙がったのはMF南野拓実だ。代表のエースナンバーを背負い、現体制発足当初から主力を担ってきたが、W杯アジア最終予選では輝きを放てず、今夏に加入したASモナコでも適応に苦戦。調子が上がらないまま本大会を迎えた。
グループリーグ3試合の合計プレータイムは23分。初戦のドイツ代表戦では鋭いクロスで同点ゴールに関与したものの、以降はインパクトを欠いた。クロアチア代表とのラウンド16ではPK戦の1番手を担うもキックを失敗。「仕事が出来ないまま終わってしまった印象」「PK1本目を外したのは痛かった」と厳しい声が寄せられている。
期待が大きかった分、厳しい意見もあるが今後の復活を望む声も
以下、読者から届いた声の一部を紹介する。
■MF鎌田大地(フランクフルト)
「期待値が高かっただけ残念。あらゆる動きが悪すぎる、メンタルにも問題があるように見える。また自信を取り戻し頑張って欲しい」―TAKE さん―
「失点シーンのクロスへの緩いプレッシャー。1人の気の緩みで大きな代償を払わされたシーンだった」―サカヨ・ブカ さん―
「本来の力を出せてなかったと感じた。あんなもんじゃない。もっと世界に実力を示して欲しかった」―ハーマー さん―
「本来であれば、ゲームをコントロールしながら得点も取れる選手という役割で起用されていたと思うが、今大会においてはあまり機能していなかったように感じた。ワーストという表現は当てはまらないが、1番本人が悔しかったと思う」―f u j i さん―
「三笘への評価と反対に、鎌田は前評判とは裏腹に、消極的な態度といざ自分が良い位置でボールを受けた時に、ここ一番のシュートがいつも外れた。なぜクロアチア戦で使ったのか、また早い時期に途中交代すらさせなかったのか監督の判断は疑問に思う」―ヨーロッパサッカーファンのおばさん さん―
■MF南野拓実(ASモナコ)
「背番号10だから、相手に脅威を与えて欲しかった」―パオ乗りユキト さん―
「10番を背負い期待していた分残念でした。でもまだまだ彼には未来がある。今大会をバネにより跳躍して欲しいです。応援してます」―チャモ さん―
「10番を背負っている以上スタメンで活躍するコンディションで見たかった」―ぽん さん―
「リバプール時代の攻撃をもう一度見てみたいです!!」―カボチャ さん―
「“10番”への期待の分もある。彼が復調できていれば、攻撃陣の負担や攻撃パターンの選択肢が増えていた事を想像すると残念。ただ、責められない」―りょさん さん―(FOOTBALL ZONE編集部)