ラウンド16でモロッコに屈し、早々と大会を去る
カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16で、モロッコ代表にPK戦の末に敗れたスペイン代表のルイス・エンリケ監督が退任した。スペインサッカー連盟の発表を受け、米メディア「Eurosport」などが報じている。
日本代表と同じグループEに入っていたスペイン代表は、グループリーグ初戦でコスタリカ代表に7-0と大勝したが、続くドイツ代表戦を1-1で引き分けると、日本戦では1-2で敗れて日本に次ぐ2位でグループを通過した。ラウンド16では、グループF首位のモロッコ代表と対戦したが、スコアレスのまま迎えたPK戦で0-3の敗戦を喫していた。
ルイス・エンリケ監督は、日本代表がPK戦でクロアチア代表に敗れた12月5日の前日会見で、「W杯までにクラブで少なくとも1000回はPKの練習をするように伝えた」と言い、PK戦に向けても準備は万端だと豪語していたが、全3選手がシュートを決められなかった。
試合後は去就について「続けるかどうか分からない。何も言うことはできない。私の将来はどうでもいいこと。私や代表チームにとって、何がベストかを考えなければいけない」と話していたが、退任という結論に至ったようだ。
グループリーグで敗退したドイツはハンス=ディーター・フリック監督の続投を決めたが、ラウンド16に進んだスペインは、エンリケ監督と袂を分かつこととなった。(FOOTBALL ZONE編集部)