今年も残すところ約3週間となった。本稿では、2022年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、6月にブラジル代表と対戦した森保ジャパンと韓国代表の印象を、セレソンのOBカレッカに訊いた記事を再掲する。

記事初掲載:2022年6月7日

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 元ブラジル代表のエースストライカーで、柏レイソルでもプレーをしたカレッカは、ブラジルの韓国、日本との2連戦を観戦した。

「韓国戦も日本戦もこっちでは朝だったけど、頑張って早起きして観戦したよ。特に日本のことはやはり他人とは思えないからね」

 まず、6月2日に5-1と大勝した韓国代表への評価は、意外にも高かった。

「韓国はとても軽快で、常にゴールを狙う良いチームだった。カウンターとPKで5点を奪われたが、内容的にはそんな大敗に値するチームではなかったと思っている。試合は楽しくて、思わず引き込まれるもので、ガブリエル・ジェズスのゴールも素晴らしかった」

【動画】カレッカが称賛したガブリエウ・ジェズスの鮮烈弾

 一方、ネイマールのPKで1-0と勝った日本戦に関しては、少しトーンが違った。

「日本はこの試合、ネイマールのPKのみで敗れたのみだが、ワールドカップに向けてもっと準備をする必要を感じた。特に日本が入ったのは、ドイツとスペインがいる、とても難しいグループだ。そこを突破するにはなにか特別なものがなければいけないと思うが、昨日の日本を見る限りはそれを感じることはできなかった」

 今でも日本に特別な思いを抱いているスターは「ただ今の代表監督は日本人だ。日本人選手の特性を何よりわかっているだろうから、これからいい仕事をしてくれるだろう。ただこの試合ではちょっとファウルが多すぎた。プレーを見ながら、今日のネイマールにはなりたくないと思ったよ。また韓国戦とは違いモノトーンで、悪いが思わず寝落ちしそうになったのも事実だ」と思わず本音をこぼした。

 そして、「ただ日本の今のユニホームは好きだよ」と付け加えている。

 ついでに、ブラジル代表についても一言加えた。

「ブラジルは若い選手の台頭が目立ってきている。ブルーノ・ギマランイスやラフィーニャという、1年前までは居場所のなかった選手たちが、活躍でしているのは良いことだ」

取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子