ハーフタイムには「ベルギー戦は2-0からやられてるよ!」と声掛けも

 森保一監督率いる日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦。1-1の同点で延長戦を終え、ペナルティーキック(PK)戦の末に1-3と敗れた。日本サッカー協会(JFA)の公式YouTubeチャンネル「JFATV」では、クロアチア戦の舞台裏映像が公開され、試合後のロッカールームでのDF長友佑都(FC東京)の姿が反響を呼んでいる。

 初のベスト8を懸けたクロアチア戦で、日本はオープンな試合展開から前半43分にFW前田大然のゴールで先制。しかし後半10分に相手に追い付かれ1-1のまま延長戦へ突入すると、120分でも決着が付かずPK戦へともつれ込んだ。相手GKのビッグセーブもあり日本は3人が失敗し、トータルスコア1-1(PK:1-3)でベスト16敗退が決まった。

「JFA TV」では、試合前日から試合後までのチームの戦いを公開。1点リードのハーフタイムに長友が「ベルギー戦は2-0からやられてるよ! チャンス絶対逃すなよ!」、森保監督が「もう1回走るよ! もう1回戦うよ! みんなで戦って勝とう! さあ行こう!」と呼びかける貴重な映像も確認できる。

 そして、敗退が決まった試合後。長友はチームメイトに声をかけて回っていた。MF田中碧(デュッセルドルフ)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF堂安律(フライブルク)らに労いの言葉をかけ、「次の未来につなげろ。問題ない。顔上げて帰れ」「勇気あるなマジ。俺は蹴れん」「マジありがとう」と気丈に振る舞っていたが、最後には森保監督との抱擁で“決壊”。2人で語り合いながら、涙を流すシーンが捉えられていた。

 激闘の裏でベテランが見せた姿に、コメント欄では「長友がマジで漢すぎる」「ここまでアツくなれるものがあるってカッコいいな」「長友が最後までチームを明るくしようとしてるのほんと最高だな」「長友が負けた後なのに1人1人に声掛ける所凄いな」などの声が寄せられている。(FOOTBALL ZONE編集部)