現地時間12月9日、カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝が行なわれ、決勝トーナメント1回戦でオーストラリアを2-1で破ったアルゼンチン代表が、アメリカを3-1で下したオランダ代表と対戦。2-2で120分間を戦い終えた後、PK戦で4-3と勝利を収めてベスト4進出を果たした。
この試合で1ゴール・1アシストと躍動したリオネル・メッシは試合後のフラッシュインタビューに登場。母国メディア『TyC Sports』などがそのコメントを報じている。
「ここ(ベスト8)まで来たら、苦しむのは当たり前だし、そうなることは分かっていた。でも今はたくさんの喜びや満足感に満ちている。延長戦やPK戦になるのは当たり前で、それを乗り越えたのだから、今はとても感動している。このチームは、遊ぶときは遊んで、やるべきときはやる。それができるチームだ。応援してくれるファンも素晴らしかった。いつも寄り添ってくれる」
また、ブラジルを破って勝ち進んだクロアチアとの準決勝については、「試合中、時にブラジルと対等にプレーすることもあり、素晴らしいチームであることを示した。中盤に良いプレーヤーが揃っている。お互いのことをよく理解しているので、またものすごく難しく、激しい試合になるだろう」と述べている。
この試合は、ラ・リーガで笛を吹くアントニオ・マテウ・ラオス主審が担当。両軍に合わせて14枚のイエローカードが“乱舞”する荒れた試合になったことについて、メッシは苦言も呈している。
「(追いつかれる前は)こんな試合になるとは思わなかった。それに、レフェリーはカードを出し過ぎたと思う。観衆も目撃していたが、僕はFIFA(国際サッカー連盟)がこのようなレフェリングをきちんと考え直し、レビューすべきだと思う。このような重要な試合で、あのような態度は感心しない」
試合終盤では乱闘寸前のような場面も見られた。荒れた試合になったのは、レフェリングに問題があると考えているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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